「電力自由化時代の原子力発電の運転保守技術高度化への課題」の用語集


KEPCO(= Korea Electric Power COrporation)

韓国電力公社。文章中、KEPCOを指す他の表現「韓KEP」「韓国電力」


パブリックセクタ

政府、自治体、及び政府・自治体の公営企業及び100%出資の財団法人などの企業


ワンスルー路線

一度使用した核燃料を、再生せず使い捨てにする方法


京都プロトコル(= 京都議定書)

1997年に京都で行われたCOP3(気候変動枠組条約第3 回締約国会議)のときに採択。温室効果ガスにおける各締約国の数量的な排出抑制あるいは削減についての目標や、実行・管理の為の枠組みを定めた議定書


発電プール市場

電気の価格を決定する競争入札システムで、現在や将来における電力の発電量を単位時間毎に希望価格で入札する市場システム


フランチャイズ制

本部が、加盟店に地域独占販売・営業権(フランチャイズ)を与え、各種経営指導を行なって事業の拡大をはかる方式


資本関連費(表1中)

修繕費、減価償却費、支払利息


エネルギーセキュリティー

エネルギー自給率を高め、将来、エネルギー危機が起きた場合でも対応できる電源構成にすること


ユニバーサルサービス

ある電力会社の供給エリア内であれば、市街地や山間地など、どこに住んでいても同一の合理的料金・サービスによって、公平に電気を使用できること


新エネ(= 新エネルギー)

太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、廃棄物発電、廃棄物熱利用、廃棄物燃料製造、天然ガスコージェネレーション、燃料電池など、技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が十分でないもので、石油代替エネルギーの導入を図るために特に必要なエネルギー


省エネ(=省エネルギー)

電気をムダなく上手に使うというなど、エネルギーを効率的に使用することによって、より少ないエネルギーで大きな効果を上げることです。


JCO事故

1999年9月30日午前10時35分、茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」東海事業所の転換試験棟でウラン溶液の混合作業中、臨界を防ぐ形状になっていない沈殿槽に制限量を超えるウランをバケツで大量投入したことで、核分裂反応が連続して起こる臨界事故(毎日新聞より)


TMI-2号機事故

1979年ペンシルバニア州スリーマイル島原子力発電所2号機で生じた事故で、当時としては商用発電炉最大の事故であった。事故の結果、炉心物質の約45%が溶融し、原子炉圧力容器下部ヘッド上には約20トンの炉心溶融物が堆積したが、圧力容器の破損には至らなかった。また、環境への核分裂生成物の放出は抑制された。(参考:http://rosa.tokai.jaeri.go.jp/rosa04.dic/tmi2.html


被曝線量

人体が放射線によって被曝したときの量を表す。通常、線量当量(単位:Gy)を用いるが、吸収線量(単位:Gy)を用いるときもある。


BWR(= Boiling Water Reactor:沸騰水型発電炉)

米国ゼネラルエレクトリック社が開発した軽水炉。炉心で発生した熱を除去する原子炉冷却水が原子炉容器内で沸騰した状態で炉外へ取り出され、その蒸気で直接タービンを回して発電する。


PWR(= Pressurized Water Reactor:加圧水型原子炉)

燃料として低濃縮ウランを一次冷却材として軽水を使用し、高圧の一次冷却系統とタービンへ蒸気を送る二次系統とが蒸気発生器を介して分離された間接サイクル方式による発電用原子炉。


TBM(= Time Based Maintenance)

時間基準予防保全。一定期間ごとに機器のメンテナンスを行う。


シュラウド

沸騰水炉の炉心支持構造物の一つで、炉心部を構成する燃料集合体や制御棒を内部に収容する円筒状の構造物。


ALARA(= as low as reasonably achievable)

放射線防護の基本的考え方を示す概念で、放射線防護の最適化として「すべての被ばくは社会的、経済的要因を考慮に入れながら合理的に達成可能な限り低く抑えるべきである」という基本精神に則り被ばく線量を制限することを意味する。


養生シート

機器や床・壁面が汚染されないように覆うビニールなどでできたシート。


応力腐食割れ

溶接などが原因で生じた金属のひずみに高温や高圧が繰り返して作用することで腐食し、ひびが入ること。


損傷ポテンシャル

損傷する可能性


電気事業法第54条(原子力関連のみ抜粋)

発電用原子炉及びその附属設備であって通商産業省令で定めるものについては、これらを設置するものは、通商産業大臣が行う検査を受けなければならない。


CBM(=Condition Based Maintenance)

状態基準予防保全。機器の状態に応じてメンテナンスを行う。


BDM(= Break Down Maintenance)

事後保全。故障してから機器のメンテナンスを行う。


PSA(= Probabilistic Safery Assessment)

確率論的安全評価


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