シンビオ社会研究会 原子力WEB教材


KBb番号/024溶融塩腐食による減肉

KBb番号:024

モード:減肉

メカニズム①:腐食

'メカニズム②:溶融塩腐食

特徴:固体金属が溶融金属(液体金属)と接触することにより強度,延性が低下する現象である・金属表面に割れを生じる場合があり,液体金属脆化割れともいう・固体金属と液体金属の特定の組み合わせのもとで生じ,高強度鋼ではHg,Li,Zn,Cuなど,オーステナイト系ステンレス鋼ではLi,Cd,Pb,Zn,Cuなど,またアルミニウム合金ではHg,Ha,Znなどが問題となる・金属表面の酸化皮膜は液体金属脆化割れを生じにくくする・また,液体金属脆化割れのほとんどは粒界割れである・溶融亜鉛割れは微量の亜鉛の付着によっても生じ,亜鉛メッキ鋼板と金属亜鉛塗料を塗布した鋼板の溶接時の亜鉛割れ,ステンレス鋼の溶接時の割れなどの事例が多い・

主たる材料:炭素鋼,低合金鋼,ステンレス銅,アルミニウム合金

事例:

 
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Last-modified: 2010-05-25 (火) 19:18:13 (5087d)