シンビオ社会研究会 原子力WEB教材


KBb番号/012アンモニアアタックによる減肉

KBb番号:012

モード:減肉

メカニズム①:腐食

'メカニズム②:アンモニアアタック

特徴:腐食環境(酸素,アンモニアの侵入)において銅合金の銅成分が溶出して生じる腐食である.復水器において銅合金が用いられている場合に,空気抽出部においてアンモニアが凝縮して生じる腐食が典型である(アルカリ腐食).水質(pH)調整にしようしているアンモニアに加え,酸素除去のために注入しているドラジンが分解してアンモニアが発生し,これらのアンモニアが凝縮水に溶け込んで過剰になった部分で,銅合金が錯塩となって腐食する現象であり,配管と保持板の境界部で生じることが多い.

主たる材料:銅合金

事例:

 
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Last-modified: 2010-05-25 (火) 19:16:57 (5092d)