シンビオニュースレター第17号の発行に寄せて
令和2年度通常総会は例年通り京大百周年記念館で大型連休明けの5月8日に予定していましたが、新型コロナウイルスの感染防止のため、例年のような総会は中止し、電子方式で総会を4月24日から5月1日まで行い今期の役員改選や事業計画を決めました。
本号のニュースレターでは、昨年度の活動成果として、我が国のエネルギー基本計画にかかわる新エネルギーや原子力問題の動向についての講演会、研究談話会、勉強会を紹介していますのでご覧ください。
特に第2回研究談話会での『システミック』というキーワードは今年の新型コロナウイルスの世界的蔓延という思いもよらない事態への対応で一層に切実に感じます。この聞きなれない言葉の意味・解釈については、該当記事をご覧ください。
私としては、何事も先は予定通りには進まないな、と感慨ひとしおです。今年のビッグイベントと楽しみにしていた東京オリンピックは来年に延期になり、また本会が共催の本年11月末に岡山で開催予定だった国際会議STSS/ISOFIC/ISSNP2020も来年11月に延期になりました。
さて、シンビオとしては今期の活動は基本的に昨年のフレームを踏襲して研究調査を行うグループA、エネルギー環境問題の社会啓発を行うグループB、国際事業交流を行うグループCに担当理事が分かれて取り組みます。今年度開催の行事計画では、新型コロナウイルス感染防止の自粛期間の解除後、講演会や研究談話会を予定していますが、皆様にはそれぞれの行事の開催期日等の詳細案内をその都度メールでお知らせいたしますので、どうか多数の皆様に奮ってご参加くださいますようにお願いします。
会員の皆様には、今後もくれぐれも新型コロナウイルスに感染なさらないようにご自愛いただき、当会の行事開催のときにお会いすること、今年一年のご健勝を心より祈念いたします。
特定非営利活動法人 シンビオ社会研究会 会長 吉川 榮和